豊臣兄弟 第17話「小谷落城」史実解説ー武田信玄の死は本当か?

第17話解説

武田信玄の死と浅井・朝倉滅亡

豊臣兄弟第17話「小谷落城」が放送されました。
今回は、武田信玄の登場、足利義昭の追放、そして浅井・朝倉軍の滅亡が描かれました。


足利義昭と織田信長の対立

史実では、義昭は信長との和睦交渉にも応じず、信長に造営してもらった二条城で反旗を翻します。

しかし、信長軍による上京焼き討ちに恐れをなし、一度は降伏しました。
それでも懲りることなく、武田信玄の西上作戦や朝倉・浅井、本願寺勢力を頼り、槙島城に籠城します。

そして信長は、大軍で槙島城を包囲し、義昭を京都から追放しました。

ドラマでは、義昭が信玄に援軍を求める形で描かれていましたが、大まかな流れは史実に沿っています。


武田信玄の死は史実と違う?

ドラマでは、信長が毒入りの握り飯を送るも失敗し、その翌日に信玄が餅を喉に詰まらせて死亡するという衝撃的な展開でした。

ただし、史実では信玄の死因は病死説が有力です。
「餅を喉に詰まらせた」という説も完全否定はできないものの、現在の歴史研究とは大きく異なる描写と言えます。


朝倉家滅亡

史実では、小谷城攻めを進めていた秀吉に対し、朝倉義景は援軍として出陣していました。

しかし戦況悪化により撤退を開始。
信長はこれを追撃し、越前へ侵攻します。

義景は一乗谷を捨てて逃れますが、一族の朝倉景鏡に裏切られ、自害へ追い込まれました。

ドラマでも、斎藤龍興が再登場しつつ、最終的には史実通り朝倉家滅亡へとつながりました。


小谷落城と浅井家滅亡

その後、織田軍は本格的に小谷城を攻撃します。

豊臣秀吉は京極丸を攻略し、浅井久正・浅井長政父子は自刃。
ここに浅井家も滅亡しました。


万福丸の最期はマイルドに描写

万福丸については、ドラマでは比較的穏やかな描写となっていました。

史実では、信長の命により処刑されたとされています。
一方ドラマでは、一乗谷で行方不明となり、生死不明という形に変更されています。

前回描かれた「女や子どもを殺せない秀吉」の流れを受け、ドラマ独自の配慮が感じられました。


次回は羽柴秀吉誕生へ

次回は、秀吉が「木下」から「羽柴」へ改姓します。

さらに、藤堂高虎や石田三成も登場予定です。

豊臣家臣団がどのように描かれていくのか、次回も楽しみですね。

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