豊臣兄弟 第6話「兄弟の絆」感想・史実解説

第6話解説

豊臣兄弟第6話「兄弟の絆」が放送されました。
今回はまさにタイトル通り、兄弟の関係性が強く描かれた回でした。

見どころは、小一郎の犯人捜し、そして信長と弟・信勝の過去の回想です。
小一郎は一日の猶予を与えられ、間に合わなければ藤吉郎も処刑されるという状況に追い込まれます。まるで「走れメロス」のような展開でしたね。


大沢事件の犯人と史実との違い

今回、大沢次郎左衛門の従者に毒のくないを仕込んだ犯人は、信長の家臣・佐々成政ささまさなりでした。

前回も解説した通り、史実では鵜沼城の件で、信長が大沢を疑い殺そうとしたとも言われています。秀吉が人質になって守ったという説もありますが、史実として確定しているわけではありません。また資料の中には、秀長の機転で秀吉が救われたという話も残っています。

ドラマでは、この事件は信長が大沢治郎左衛門の裏切りを恐れ、芽を摘むために仕掛けた罠として描かれていました。史実とは異なりますが、発想としては近いものがあります。


小一郎の選択が示した「兄弟の絆」

今回特に印象的だったのは、小一郎の選択です。

信長から藤吉郎を見捨てるよう諭されても兄を諦めず、大沢を斬れば侍大将にすると言われても断りました。兄を守ることを最優先にする姿は、まさに「兄弟の絆」を象徴する場面だったと思います。

史実では秀長は信長の直臣として、秀吉とは別行動を取ることもあったとされています。ドラマでは兄弟の関係性を強調するため、あえて一緒に動く描写にしているのかもしれません。


柴田勝家の忠義は史実と違う?

そしてもう一つの見どころが柴田勝家しばたかついえです。

ドラマでは信長への忠義を強く示す人物として描かれ、信勝の謀反の際に信長を守った回想や、最後の「この勝家、決して殿を裏切ませぬ」という言葉が印象的でした。

史実では勝家はもともと信勝に仕えていましたが、信勝を見限り、謀反計画を信長に密告したとされています。その後、信長の家臣として仕えることになります。

ドラマでは最初から信長側として描かれていますが、実際は少し違う経歴だったのですね。


次回はいよいよ墨俣砦

次回はいよいよ「墨俣砦の築城」です。
いわゆる「墨俣一夜城」の伝説で、秀吉が敵前で一夜にして城を築いたとされる有名なエピソードです。

現実にはあり得ない話とも言われていますが、ドラマではどのように描かれるのか楽しみですね。

今回の第6話は、史実との違いを見比べながら、兄弟の関係性を深く描いた回でした。次回の展開にも期待したいところです。

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