【2025年度 共通テスト日本史B 第3問 問4】平安時代の政治改革と武士の登場
試験問題は大学入試センター公式サイトで確認できます。
第3問問4では、平安時代の政治改革(桓武天皇による改革など)と、地方で台頭した武士の役割変化が問われています。

時代背景①:桓武天皇の政治改革(9世紀)
桓武天皇は律令体制の整備と中央統治の強化を目指し、古い軍団制を見直しました。全国の一般農民に課されていた兵役(軍団制度)を徐々に廃止し、代わりに地方の有力者やその子弟を採用する健児(こんでい)制を導入しました。これにより農民の生産活動の安定を図りつつ、戦力の確保を図りました。
また、地方行政の監視と不正防止のために、国司の交代や地方の行政を点検する勘解由使(かげゆし)などの制度が整備されました。これは国司の私物化や不正を抑える狙いがあります。
問4のあは正文です。

解説たぬき
唐が衰退したから、対外的な緊張が緩んで、負担の軽減を図る政策ができたのじゃ

子たぬき
やったね!
時代背景②:刀伊の入寇と武士の台頭(10〜11世紀)
10世紀末〜11世紀にかけて、北九州を襲った外敵(中国北部の民族である女真人による襲撃「刀伊の入寇」など)に対し、実際に防衛で活躍したのは現地の武士団でした。地方武士が戦闘で実績をあげるにつれ、彼らの政治的・軍事的地位は高まり、やがて源氏や平氏などの武家勢力が台頭していきます。

解説たぬき
刀伊の入寇は藤原孝家が九州の武士を率いて撃退したのじゃ。藤原道長の甥っ子じゃ
この流れは「貴族中心の中央政治」から「武家による地方支配」への過渡期を作り出しました。
問4のいは正文です。

まとめ
- 桓武天皇:勘解由使を設置、軍団制を廃止し健児制を導入
- 平安中期:刀伊の入寇により武士団が活躍
- 武士の力が強まり、源氏が主導権を握る流れへ
参考文献
- 一度読んだら忘れない日本史の教科書(山崎圭一)
- 大学受験 新標準講義 日本史探求(田中結也)
- 共通テスト過去問研究2026(数学社)
- チャート式 新日本史(門脇禎二)
- 日本史用語集(山川出版社)



コメント