2025年度 共通テスト日本史B 第5問 問5 解説
試験問題は大学入試センター公式サイトで確認できます。
本問では、江戸時代の村と百姓の構造、そして年貢制度や新田開発に関する理解が問われています。村は検地によって境界が定められ、本百姓を中心に村の自治が行われました。

村の構成と本百姓
豊臣秀吉の太閤検地や江戸幕府の検地によって「村切」が行われ、村の境界線が明確にされました。
村の構成員の中心は、田畑・屋敷地を持ち年貢を負担する本百姓でした。
- 本百姓 … 田畑・屋敷地を持ち、年貢を納める村の中心階層
- 水呑 … 田畑を持たない貧しい農民(村政への参加不可)
- 名子・被官 … 本百姓に隷属する人々
→ よって、村の運営に参加できたのは本百姓のみであり、問5①は不適です。
年貢制度について
問5③:年貢率は固定されていたか?
享保の改革(18世紀)で徳川吉宗は、検見法から定免法へ変更し、一定期間年貢率を固定しました。
しかし、「17世紀後半〜19世紀初頭まで年貢率が固定されていた」というのは誤りです。
→ したがって問5③は不適です。

解説たぬき
検見法は毎年、田畑の作柄を調査し、その年の収穫高に応じて年貢量を決定すのに対し、定免法は過去数年間の平均収量を基準に、あらかじめ一定期間の年貢量を定めることじゃ
新田開発と町人資本
問5④:町人請負新田について
幕府や諸藩による新田開発に加え、17世紀末からは都市商人が資本を提供する 町人請負新田が進められました。
これにより耕地面積は大きく拡大していきました。
→ よって問5④は適当です。

解説たぬき
背景には幕府の財政難があったんじゃ

子たぬき
金がないなら、金があるやつに任せようってやつだね
参考文献
- 一度読んだら忘れない日本史の教科書(山崎圭一)
- 大学受験 新標準講義 日本史探求(田中結也)
- 2026年版 共通テスト 過去問研究(数学社)
- 新課程 チャート式シリーズ 新日本史(門脇禎二)



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