2025年度 共通テスト日本史B 第2問(問4)解説|中世から近世への宗教と貿易の展開

共通テスト日本史解説(2025)

【2025年度 共通テスト日本史B 第2問 問4】中世から近世への宗教と貿易の展開

試験問題は大学入試センター公式サイトで確認できます。

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第2問問4では、中世から近世にかけての日本と中国の交流、そして禅宗や貿易に関する時代の特徴が問われています。
平安〜室町〜江戸にかけて、宗教・外交・文化の変化を時系列で整理して解説します。

時代背景

中世とは、平安時代後期から戦国時代までを指します。
この時期には、貿易の発展、仏教の広がり、武士の台頭など、政治・経済・文化の転換点となる出来事が続きました。

① 鎖国と貿易統制

江戸幕府は、海外との接触を制限する「鎖国政策」を実施しました。
まず、中国船以外の来航を制限し、ポルトガル船の来航も禁止しました。
この政策は17世紀に確立されたため、中世(平安〜戦国期)を扱う問4の①は誤文です。

解説たぬき
解説たぬき

この時代に海外に渡る人といえば、遭難して海外に流れ着いた人くらいじゃな

② 平清盛と日宋貿易

平清盛は、兵庫(大輪田の泊)を整備して日宋貿易を行い、宋銭や陶磁器、書物などを輸入しました。
しかし、禅宗が伝わるのは鎌倉時代以降であり、平安期の平清盛の時代にはまだ禅宗の影響は見られません。
したがって問4の②は誤文です。

解説たぬき
解説たぬき

禅宗とは座禅を主な修行方法とする仏教のことじゃ

子たぬき
子たぬき

知ってる!肩叩かれるやつでしょ!

解説たぬき
解説たぬき

現代は自らお願いして叩いてもらうのじゃ

③ 鑑真と律宗の伝来

奈良時代に唐の僧・鑑真が来日し、東大寺に戒壇を設けて正式な僧の受戒制度を確立しました。
これは奈良仏教の出来事であり、平安〜室町期を扱う本問の時代とは異なります。
したがって問4の③は誤文です。

解説たぬき
解説たぬき

鑑真は5度渡航に失敗して失明し、6度目でようやく日本に来たのじゃ

子たぬき
子たぬき

なんでそこまで頑張ったんだろう

解説たぬき
解説たぬき

「仏教のために死んでも後悔はない」という気持ちがあったとかなかったとか

④ 五山文学と禅宗文化

鎌倉〜室町時代には、禅宗が広まり、五山文学(禅僧による漢詩文の文化)が発展しました。
足利義満の時代には、相国寺や天龍寺などが学問・外交の中心となり、中国(明)との勘合貿易が盛んになりました。
これらの要素を含む問4の④は正文です。

解説たぬき
解説たぬき

勘合貿易の滞在費・運搬費は明が負担したから、日本は大儲けじゃ

子たぬき
子たぬき

やったね!

解説たぬき
解説たぬき

でも足利義持はこの貿易が朝貢形式で不満だったようじゃな

室町文化と宗教の広がり

平氏政権から鎌倉幕府・戦国大名へ

まとめ:問4の正解と時代のつながり

  • ① 鎖国政策(江戸時代) … 誤文
  • ② 日宋貿易と禅宗(平安時代) … 誤文
  • ③ 鑑真と律宗(奈良時代) … 誤文
  • ④ 五山文学と禅宗(室町時代) … 正文

中世から近世にかけての宗教・貿易・文化の流れを理解することが、入試対策において重要です。

参考文献

  • 一度読んだら忘れない日本史の教科書(山崎圭一)
  • 大学受験 新標準講義 日本史探求(田中結也)
  • 共通テスト過去問研究2026(数学社)
  • チャート式 新日本史(門脇禎二)
  • 日本史用語集(山川出版社)

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